「GAS」ってなに？？

Google Apps Script（GAS）の基本知識についての記事です！

はじめに

現在、社内の勉強として「GAS」について学んでいます。
開発初心者でもわかりやすく、触りやすいプログラミング言語です。
今回は「GAS」についての基本知識やどんな事が出来るのかを共有致します。

GASとは

Googleが提供している多数のアプリケーションについて、
自動化したり連携させたりする事ができるプログラミング言語です。
Google Apps Scriptの頭文字からGAS（ガス）と呼ばれ、
Javascriptをベースとしたプログラミング言語です。
ローコード開発である為、従来の開発よりも少ない工数です。
※可能な限りソースコードを書かずにアプリケーションを開発する手法

連携利用できるサービスの例
Gmail
Googleカレンダー
Googleドキュメント
Googleスプレッドシート
Googleドライブ
Googleマップ

GASで出来る事

①Googleサービスの処理を自動化、連携する事が可能
先ほどお伝えした通り、GASを利用することで単一サービス上の自動化や、
サービス同士を連動して業務効率を高められる。
【活用例】
・Googleフォーム上で指定したアドレスにフォームの入力内容を自動送信する
・Googleカレンダーの予定を自動で登録・編集する
・Googleスプレッドシートの内容を元にGmailからメールを送信する

②Google以外のサービスとも連携が可能
JavaScriptによってさまざまなサービスやアプリと連携する事が可能です。
【連携できるツール】
・Slack→指定した時間に自動通知メッセージを送信する
・ChatWork→Googleフォームの内容を送信する
・その他、LineやTwitter、Teamsとも連携が可能

③マクロ機能でノンコード開発ができる
マクロ機能とはアプリケーション操作の自動化、および自動化のプロセスを記録したものです。
マクロ機能によって一連の処理を自動化するプログラムを自動作成でき、開発初心者にも優しい仕様となっています。
複雑な処理にはある程度のプログラミングが必要ですが、簡単な処理の自動化であれば、マクロ機能で対応可能です。

④その他
GASは他のプログラミング言語に比べて、簡単に開発作業に取り掛かれます！
従来だと開発作業をする為に開発環境をインストールしたり、複雑な設定を行います。
開発初心者にとって、この設定が厄介です、、、
一方GASは、Gmailアカウントがあれば複雑な設定などなく開発作業に着手できます。

使用する際の注意点

①ローカルファイルの操作はできない
GASはJavaScriptの互換言語であるため、ローカルファイルの操作は出来ないです。
このため、ローカルドライブ上に置いたファイルを開いたり、編集したりすることはできません。
GASで参照や編集したいファイルはGoogleドライブ上に保存しなければなりません。

②実行時間に上限が定められている
GASは実行時間に上限が定まっています。
スクリプトの実行時間は1回につき最大6分、カスタム関数に関しては1処理あたり最大30秒です。
この上限を超えると実行途中でも強制終了となってしまいます。
こちらは有料のGoogleWorkspaceアカウントでも同様です。

終わりに

Gmailやカレンダー、スプレッドシートなど幅広くGoogleサービスは使用されています。
需要のあるサービスを簡単に自動化したり、連携させたりする事が出来るのがGASの魅力の一つだと思います。
また開発環境の準備がほとんどない所は、開発初心者にとって本当に助かります。
いろんな事をお伝えしましたが、一度使用してみると使いやすさが実感できるかと思います。
今後も自身が学んだ事を分かりやすく、イメージしやすいように共有したいと思います！
以上、GASについてでした！

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