(第5回)AWDCユーザーの追加とバケットへのデータロード

(第5回)AWDCユーザーの追加とバケットへのデータロード

目次

前回の振り返り
ADWCユーザーの作成
データロード用バケットの作成
バケットへのデータロード
次回予告

前回の振り返り

https://itport.cloud/?p=46
前回は、ADWCのインスタンスから資格情報をダウンロードし、SQL Developerを使用してADWCに接続をしました。
今回は、SQL Developerを使用してユーザーの作成をし、データをロードする為のバケットを作成するところまで行います。

ADWCユーザーの作成

ADWCにユーザーを作成する為に次のSQL文を実行します。

create user adwc_user identified by "設定済みのPW"; grant dwrole to adwc_user;


PWについては、以前に設定しているPWです。忘れてしまった方は、第2回目を参照してください。
SQLを実行後、このようなメッセージが表示され、ユーザーが作成されたことを確認できます。

データロード用バケットの作成

続いて、ADWCにデータファイルをロードする為の、バケットを作成します。
メニューから、「Object Storage」を選択、さらに「Object Storage」を選択します。

バケットを管理する画面が表示されますので、「Create Bucket」を押下します。

ボタン押下後、バケットの設定画面が表示されます。

各設定項目は以下の通りです。

BUCKET NAMEバケットの名前※1
STRAGE TIERSTANDARDとARCHIVEを選択します。※2
TAGSタグの設定※3

※1 後から変更することができません。
※2 用途によって使い分けます。
STANDARDは頻繁にアクセスするものに使用。
ARCHIVEはごくまれにしかアクセスしない、長期間保存するものに使用。
例えば、ARCHIVEは90日以内でデータを削除すると、ペナルティがあるなど、違いがあります。
詳しくは、こちらを参照ください。

※3 テナント内のリソースにキーと値を設定することでタグをつけることができます。


バケットはすぐに作成されます。

データのアップロード

「Upload Object」を押下すると、バケット内にオブジェクトをアップロードすることが出来ます。


枠内にオブジェクトをドロップするか、「Browse」からオブジェクトを選択します。

「Objects」の部分にアップロードされたオブジェクトが表示されます。

次回予告

今回は、ADWCユーザーの作成とデータロード用のバケット作成、バケットへのデータアップロードを行いました。
次回は、アップロードされたオブジェクトをADWCにロードする手順やCLIでの操作を行います。