目次
前回の振り返り
資格情報のダウンロード
SQL Developerのダウンロード
SQL Developerを使用し、Autonomous Database Warehouseとの接続
ADWCへの接続までを終えて
前回の振り返り
前回は、Autonomous Databeseの立ち上げについて、設定から完成したインスタンスの確認までを行いました。
ユーザーやテーブルの作成、テーブルへデータをロードする為に、SQL Developerを利用して、ADWCに接続を行います。
今回は、作成したADWCのインスタンスから資格情報をダウンロードし、SQL Developerを使用してADWCに接続するところまで行います。
資格情報のダウンロード
作成したインスタンスの「DB Connection」の部分をクリックします。
「Database Connnection」というウインドウが開きますので、「Download Client Credentials(Wallet)」の項目内の「Download」をクリックします。
※ダウンロードボタンの下の部分で、TNS名や接続文字列をコピーできます。今回のSQL Developerとの接続では使用しません。
「Download」ボタンクリック後、ダウンロードするウォレットの暗号化パスワードを設定します。
8文字以上60文字以下で、少なくとも1文字の英字と1文字の数字が含まれている必要があります。
PW設定後に「Download」を押下すると、クライアントPCに資格情報がダウンロードできます。
SQL Developerのダウンロード
クライアントPCにSQL Developerをダウンロードします。
SQL Developerのダウンロードはこちら
ダウンロードされた実行ファイルから、SQL Developerを起動できます。
クライアントPCへのインストール作業は必要ありません。
SQL Developerを使用し、Autonomous Database Warehouseとの接続
SQL Developerが起動したら、「接続」のプルダウンから、「新規データベース接続」をクリックします。
設定画面が表示されるので、以下のように入力していきます。
接続名 | 任意の接続名を入力します。 |
---|---|
ユーザー名 | 管理者のユーザー名※ |
パスワード | インスタンス作成時に設定したパスワード※ |
接続タイプ | プルダウンから「クラウド・ウォレット」を作成 |
構成ファイル | 先ほどダウンロードした資格情報のファイルを指定 ※zipファイルをそのまま指定します。 |
サービス | high・medium・lowの中からサービスレベルを選択※ サービスレベルの詳細についてはこちら |
※インスタンス作成時の流れについては、第2回を参照ください。
入力後、「テスト」をクリックし、問題なければステータスが「成功」になります。
その後に「接続」をクリックすると、新しい接続が追加されます。
ADWCへの接続までを終えて
インスタンスを作成した際の情報をしっかりと管理しておき、間違いなく設定すれば、特に問題なく進むと思います。
SQL Developerも実行ファイルをダウンロードする形なので、インストールの時間も必要ありません。
次回は、ユーザーを作成し、実際にデータを操作するところまで進みたいと思います。
- Oracle Autonomous Data Warehouse Cloud(ADWC)の機能調査開始について
- (第1回)Autonomous Databaseの立ち上げ(アカウント登録からプロビジョニングまで)
- (第2回)Autonomous Databaseの立ち上げ(プロビジョニングから確認まで)
- (第3回)Oracle Cloud データウェアハウス(DWH) 市場動向調査
- (第4回)SQL Developerを使用してAWDCと接続する
- (第5回)AWDCユーザーの追加とバケットへのデータロード
- (第6回)Command Line Interface(CLI)をインストールする
- (第7回)Command Line Interface(CLI)を設定する
- (第8回)Autonomous Database Warehouseにテーブルを作成、データのロード準備
- (セミナー参加報告) OCI Partner Deep Dive Days