目次
はじめに
Raspberry Piとは?
Raspberry Piの種類
使用する前に準備するもの
やってみたいこと
次回
はじめに
今回、ラズパイことRaspberry Pi を運よく手に入れることができたので、電子工作初心者の私が
七転八倒しながらもラズパイで色々やってみよう!という連載になります。
Raspberry Piとは?
まず簡単に、Raspberry Piについて簡単に説明させていただきます。
Raspberry Piとは、教育用コンピューターとして2012年より販売されているシングルボードコンピューターとなります。
(シングルボードコンピューターについての説明や、よく比較対象としてでてくるワンボードマイコンの説明は過去の記事でもしておりますので、こちら参考にしてみてください!)
教育目的ということシングルボードコンピューターということもあり、
- 安価である
- シンプルな作り
- プログラミングから、IoTまで幅広い領域での使用が可能
と小さくてお手頃価格ながらも、様々なことができるとても優秀な基盤となります。
また、販売台数も1000万台を超え、使用ユーザーが多いことから様々な情報や、コミュニティがすでにあります。そういった情報を参考にしながら気軽に様々なことにチャレンジできることは、Raspberry Piの大きな魅力の一つです。
Raspberry Piの種類
次に、現在Raspberry Piが展開されている種類についてご紹介させていただきます。
詳しくは、公式ページのHardwareページにいくと、様々な種類が展開されていることがわかると思います。
その中でも代表的と思われるものをご紹介させていただきます。
①Raspberry Pi 4 Model B
Raspberry Piの中で、メインとなるモデルです。いま最新は第4世代となっています。また、Model A(今の最新は第3世代であるRaspberry Pi 3)とModel Bがあり、その違いは形(Model Aの方が正方形に近い)、イーサネットの有無(Model Aはなし)、消費電力(Model Aの方が低い)となっているようです。
Raspberry Piのスペック概要としては下記です。
CPU | Broadcom BCM2711 プロセッサクワッドコア A72 ( ARM v8 ) 64 ビット SoC |
CPUクロック | 1.5GHz |
メモリ | 2GB/4GB/8GB |
USBポート | 2.0 × 2/3.0 × 2 |
HDMI 出力 | micro HDMI ポート x 2 |
ストレージ | microSD |
無線 | 〇 |
Bluetooth | 〇 |
イーサネット | 〇 |
②Raspberry Pi Zero シリーズ
①の省スペック、省エネ版の製品となります。①よりも価格もお安くなっており、さらに気軽に触れるモデルとなっています。
Zeroシリーズは、無印、W(無線有)、WH(無線・Bluetooth有、ピンヘッダ実装済み)の3タイプが展開されています。
また、海外ではさらに高性能のZero2が販売されており、今後日本でも発売される予定です。
CPU | Broadcom BCM2835、single core ARM1176JZF-S(ARMv6)SoC |
CPUクロック | 1GHz |
メモリ | 512M |
USBポート | micro USB 2.0 × 1 |
HDMI 出力 | mini HDMI × 1 |
ストレージ | microSD |
無線 | 〇※W/WHのみ |
Bluetooth | 〇※WHのみ |
イーサネット | × |
その他にも、Rasberry Pi 400といったキーボード型のPCや、Raspberry Pi Picoといった、マイコンなども展開されています。
今回私が購入できたのが、Raspberry Pi 4 modeb BとRasberry Pi Zero WHとなりますので
すでにピンヘッダ付き・無線でのネットワーク通信ができるものとなっており、初心者に優しい作りになっています。
ちなみに実際の大きさはこんな感じ。
比較としてAirPodsを置いてみました。Raspberry Pi 4 Model Bも充分小さいのですが、Zero WH、さすがフリスクサイズと言われるだけあってかなり小型であることがわかります。
使用する前に準備するもの
さて、ラズパイを使用するにあたり、上記の本体以外に下記が必要になります。
①電源
②マウス・キーボード
③ディスプレイと接続のためのコード
④OSをいれたmicroSD
①-③に関しては、選ぶモデルによってインターフェイスが違っていくるので要注意です。
また、必要となる電源も違ってきます。 Raspberry Pi 4 Model Bは3A(15W)、 Raspberry Pi Zero WHは1.2A(6W)となります。
他の機器にて使用している接続端子が同じものを使えるのでは?と特にRasberry Pi 4の場合最近よく出回っているType-Cなこともあり考えてしまいがちですが、電流が3Aより低いと処理が重たくなったり等、せっかくの性能が発揮できない場合もあるので3A使用できる専用電源を用意するのがベストです。
Raspberry Pi 4 Model B | RaspBerry Pi Zero WH | |
電源 | 3A(15W) | 1.2A(6W) |
インターフェイス | USB Type-C GPIO Power over Ethernet (別途 PoE ハット) | USB microB GPIO |
今回は Rasberry Pi 4 に関しては、スターターキットを購入したので、①と③④に関してはクリア済み。
ただ、すでに用意されたものを使っても面白くないので、今回の連載については Rasberry Pi Zero WHの方をメインに使っていこうと思います。
やってみたいこと
さて、早速今回の連載に使っていくモデルが決まったのですが、やってみたいことは色々あります。
①自室の温度観測と情報蓄積
②電光掲示板
③飼い猫の動態管理
④顔認証
等々・・・・・
とりあえず、まずは一番簡単そうな①の自室の温度観測と情報蓄積をやってみようと思います。
次回
やることと、使用するモデルがきまったので、次回以降は
・OSインストール
・初期設定
・センサー選別・取付
・情報取得
・データの蓄積・グラフ化
と、進めていこうと思います。