目次
今回実現したいこと
最初に結論
Xamarin:ザマリンとは
Xamarinを使ってみよう
Xamarin Live Playerを試す
最後の手段 仮想環境でMac OSを入れる、を考える
まとめ
今回実現したいこと
私ごとなんですが、自宅のMacがそろそろ8年選手になってきまして、挙動も怪しくなってきたので買い替えることにしました。
色々スペックとか価格とかを検討したところ、前から目をつけていたWindows機を購入して、Macを廃棄しました。
そこで気が付いたんですが、iOSのアプリをどうやってビルドしようか、という課題です。
ここではWindows機でiOSのアプリをビルドする為にどうしたら良いか、という部分を記載します。
今回は若干番外編チックです。
最初に結論
結論としてはアプリのビルドは出来ませんでした(※開発のみであれば可能)。ただ、2年ほど前までは出来ました。様々調べて行くと「できる」、「できない」という情報が混在して出てきますが、2022年8月時点ではできません。
Xamarin:ザマリンとは
iOSのアプリをWindowsで開発する為の手法として、Xamarinというのが一般的かと思います。
色々調べたところXamarinとは、大まかにこういうもの、というところが大体分かってきたので以下に記載します。
- Xamarinとはもともと企業名、Microsoftに買収された。Xamarinというと同社が開発していたSDK等をXamarinと呼ぶことが多い。
- XmarinはXamarin.iosやXamarin.androidなどクロスプラットフォームに関するSDKが多い。
- Microsoftに買収されたことから、VisualStudioにXamarinのSDKが組み込めるようになっており目にする機会も多い。そこからクロスプラットフォームといえばXamarinというようなイメージがついた。また実際にそう。
Xamarinを使ってみよう
どれだけ調べても手元にMacがない、という事実は変わらない。とにかくやってみよう。
まずは新規のプロジェクトを作成する際に「iOSアプリ(Xamarin)」を選択する。このあたりの表記はVisualStudioインストーラで更新がかかったタイミングでコロコロ変わるようなので、該当しそうなものを選択する。
ちなみにVisual Studio側で「.NETによるモバイル開発」に関する項目がインストールされていないとXamarinは使用できない。
問題なくソリューションが作成されて、
デバッグもシュミレーターと実機が選択できるようなり、なんとなくこのままいけそうな気がする
ここでデバッグしようとすると、Macとのペアリングを求められる
MacがないからXamarinを使っているのに、なんで、、となる。
Xamarin Live Playerを試す
MacがないけどiOSアプリが作りたい、という人は結構な数いるようで、いろいろ調べてみると、上記のMacとのペアリングはXamarin Live Playerを使うと解決するようだ。
以下が公式のページ
https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/xamarin-live-player/
これで、アプリの公開はできないがテストや開発までは出来る、ということのよう。
早速落としてみます。
提供が終わっています。Xamarin Live Playerを使えばできるよ、ってブログ等が結構ヒットしますが、古い記事か昔にダウンロードしたものを使っている、という形のようなのでご注意ください。Microsoftのページで、ダウンロードはこちら、というようなリンクも関係ない場所に飛ばされたりします。復活を願ってます。
最後の手段 仮想環境でMac OSを入れる、を考える
最後に仮想環境にMac OSを入れる、という方法があるかと思います。
これは、調べるといくつかやり方が出てきますが、絶対にNGです。理由は以下です。
- AppleはMac以外でMacOSを動かすことを認めていないようです。
- Hyper-VはMacOSを起動できません
- VMWare社はVMware上でMacOSを起動することを認めていないようです。
できる、できないではなくやっちゃいけないことですので確認はここで終わります。
まとめ
Xamarinを使ってWindowsでiOSアプリを作りたいと思いましたが、ビルドにはMacが必要です。これからXamarin Live Playerがベータ版ではなく正式版で復活することも可能性としてはなくはないですが、2022年8月時点では不可能です。
ということで、iOSアプリを開発したいならおとなしくMacを買うかビルド時だけ誰かにペアリングを頼みましょう。