Oracle Cloud 東京リージョン開設について

Oracle Cloud 東京リージョン開設について

目次

プレス発表について
他クラウドベンターの進出状況
日本リージョンへの進出後の影響

プレス発表について

ついに公式に東京リージョン開設が発表されました!


データセンターを総数20に拡張する一環として東京リージョンの運用開始だけでなく、6か月以内の大阪リージョン開設も発表されました。コンソールを見てみると、画面上にも東京リージョンが表示されていることが確認できます。

他クラウドベンダーの進出状況

今回の東京リージョン開設は、「アジア・太平洋地域への拡充」の一環として位置づけられているようです。それでは、他クラウドの進出状況はどのようなものか調べてみました。ガートナーが注視するベンダ上位3社(AWS,Azure,GCP)は以下の通りです。※調査について詳しくはこちらを参照してください。

  • AWS・・・18か所(日本:2011年開設)
  • Azure・・・54か所(日本:2014年開設)
  • GCP・・・20か所(日本:2016年開設)

これだけを見ると、Oracle Cloudの拠点拡充は後追いのように見えます。しかし、プレス発表を見るとAutonomous Data Warehouse の優位性を強調していることが分かります。これは単に先発組の後追いでリージョンを増やしているだけではないことを表しているのではないでしょうか。


日本リージョンへの進出後の影響

以前の記事でもご紹介しましたが、日本国内で、分析ツールなども含めたDatabase Warehouseの分野は、今後順調に伸び続け2021年には3500億目前となると予想されています。

Oracle が日本にデータセンターを開設したことにより、単に日本でOracle Cloud の利用者が増える、というだけの簡単な結果ではないと思います。ここで「Autonomous Database Warehouse」という唯一無二の武器が効果を発揮するのではないでしょうか。

Oracle CloudとADWの組み合わせはもちろんのこと、ADWと他クラウドとの組み合わせも今後増えてくるのではないかと思われます。

東京リージョン開設に際してお客様からの様々な要望に応えられるように、引き続きADW、Oracle Cloudのナレッジの蓄積に努めていきたいと思います。
本ブログでも、引き続き情報発信していきますので、今後ともよろしくお願いします。