https://www.japan-it-osaka.jp/ja-jp/about.htmlより引用
目次
1.イベントについて
2.展示会場の雰囲気
3.受講セミナー概要
1.イベントについて
Japan IT Week関西(主催:リードエグジビション株式会社)がインテックス大阪にて、1月23日~1月25日の日程で開催されました。私は1月23日と24日に足を運びました。今回が第3回目となりますが、前回よりも70社増加の350社もの企業が出展されました。
ITのトレンド把握や商談の場としても絶好の機会となる大規模な展示会です。
2.展示会の雰囲気
全部で8つの展示会場に分かれており、多くの方が様々な企業を見て回っていました。出展されている企業も多様な方法で、自社製品を見てもらおうと企業ごとに特色を出していました。自社ブース内でセミナー形式の講演を行う企業もありとても印象的でした。自社製品のロゴをつけた日用品や食べ物なども配布しており、お土産をいただいた気持ちになりました。
いただいた物の中で特に気に入ったのがこの珪藻土コースターでした。
3.受講セミナー概要
- 5G時代に向けて
- RPA最新動向・事例
- RPA有力企業が語る
- ITで実現する働き方改革
- クラウド最新市場動向
上記5つのセミナーを受講してきました。
主にRPAとクラウドという分野に絞って、セミナーを選びました。
この2点に関して、セミナーと展示会を回った感想をまとめてみました。
RPAに関しては、単純な作業の自動化から考え・行動する自動化に進化しているというのが印象的でした。OCRで紙資料をデータ化したり、AIと組み合わせることで、過去のデータを学習し、様々なものを識別できるようになるといった高度な技術もすでに導入されています。導入した企業では月に何十時間もかけていた作業が、RPAを導入すると数分から数時間で終わることが出来たという企業もいました。こうした技術が働き方改革にも影響し、よりワークライフバランスを享受でき、またクリエイティブな仕事に時間を費やすことが出来、改革に風を吹き込んでいることは間違いないと感じました。
クラウドに関しては、IBMのセミナーが印象的でした。アメリカン航空の旧設計のアプリケーションをクラウド環境に移行するという大規模なプロジェクトを紹介してくれました。旧設計のアプリケーションであるので、クラウド環境と相性が悪いものが多かったが、IBMがベアメタルクラウドを所有しているため、この移行がスムーズに進んでいるとのことです。SORアプリがクラウドとの相性が悪く、そうしたアプリケーションがアメリカン航空には多かったため、他のクラウドベンダーよりも早くベアメタルクラウドを導入していたIBMがこの問題を対処しました。このようにクラウド市場は競合する企業も多く、価格面や高付加価値を付与できるかといった点が、今後の市場の動向を決めていくのだと感じました。
以上が今回のJapan IT Week関西に参加しての感想になります。
業界のトレンドだけではなく、企業の成功の裏側といった面も覗けるので、次回開催の際は、足を運ばれてはいかがでしょうか。