
目次
はじめに
今回やったこと:AIたちに「まったく同じ内容」を投げる
ポイント①:最初から原稿を書かせず、まずは構成だけを比較する
ポイント②:三者三様の違いを楽しみながら、良い部分を取り込む
ポイント③:構成が固まってから、同じ条件で原稿を作らせる
ポイント④:AIの出力は「採用」より「編集素材」として使う
■ 同一プロンプト比較で見やすかった観点
まとめ:複数AIの比較は、原稿づくりを楽しく前に進めやすい
はじめに
今回は、社内スピーチ原稿を作るにあたって、GPT、Claude、Geminiを比較しながら使ってみました。
やってみていちばん面白かったのは、同じプロンプトを投げたときの返答の違いでした。
いきなり原稿を書き始めるのではなく、まずは話したいことを整理し、その内容をGPT・Claude・Geminiにまったく同じ形で入力して比較しながら進めました。
すると、方向性は似ていても、見せ方・言い回し・整理の仕方に違いがあり、それを見比べるのがとても興味深かったです。
この記事では、複数のAIに同一プロンプトを投げて比較しながら、スピーチ原稿を組み立てたときの進め方を紹介します。
今回やったこと:AIたちに「まったく同じ内容」を投げる
進め方はシンプルで、まず話したい内容をメモとして書き出し、それをGPT・Claude・Geminiに同じ内容で入力しました。
ここで意識したのは、比較しやすくするために条件をそろえることです。
モデルごとに聞き方を変えると、違いが「モデル差」なのか「プロンプト差」なのか分かりにくくなります。
そのため、今回はまず同一プロンプトで並べて見て、各AIの傾向を見比べる形にしました。
このやり方にすると、「どのAIが優れているか」を決めるというより、どんな違いが出るかを楽しみながら使えるのがよかったです。
ポイント①:最初から原稿を書かせず、まずは構成だけを比較する
最初の依頼では、いきなりスピーチ原稿を作ってもらうのではなく、まずは構成の評価やアドバイスをもらうようにしました。
この段階で比較すると、各AIの違いが見えやすくなります。たとえば、次のような点です。
- 導入の入り方
- 話の順番の組み方
- 見出しの切り方
- 補足を厚くする箇所/削る箇所の判断
同じ入力でも、返答の雰囲気や重点の置き方が少しずつ違うため、構成の段階から比較するだけでかなりヒントが増えました。
ポイント②:三者三様の違いを楽しみながら、良い部分を取り込む

返ってきた内容を見比べると、大枠の評価は似ていても、細かい言い回しや視点が異なります。
この違いが、単純に「正解/不正解」ではなく、組み立ての選択肢として使えるのが面白いところでした。
実際には、どれか1つをそのまま採用するのではなく、良いと思った部分を取り込んで構成を作り直していきました。
- このAIの導入は使いやすい
- このAIの整理の仕方はわかりやすい
- このAIの締め方は自然
同一プロンプト比較をしていると、各AIの「らしさ」がなんとなく見えてきて、それを拾い集める感覚で進められるのが楽しかったです。
ポイント③:構成が固まってから、同じ条件で原稿を作らせる
構成を作り直して納得できる形になったら、その構成をGPT・Claude・Geminiに渡し、今度は原稿作成を依頼しました。
ここでも比較しやすいように、同一プロンプトで依頼しました。
原稿作成になると、構成比較のとき以上に違いが出ます。
説明の温度感、言い回しのリズム、全体の雰囲気など、同じ構成でもかなり印象が変わるのが面白いポイントでした。
この段階では、比較しながら「自分が話しやすい表現」を選びやすくなり、草案づくりが進めやすくなりました。
ポイント④:AIの出力は「採用」より「編集素材」として使う

各AIの原稿を見比べながら、気に入った表現や説明を組み合わせて草案を作りました。
このときの感覚は、「どれを採用するか」というより、使える素材を編集していくというほうが近かったです。
たとえば、導入はA、説明の一部はB、まとめはC、といった形で合体させると、自分の意図に合った原稿を作りやすくなります。
その後は、時間内に収まるように削る・言い回しを整える・声に出して読んで引っかかる箇所を直す、といった工程で仕上げていきました。
最後の仕上げは自分で行いつつ、細かい表現の壁打ちにはAIを使う、という役割分担がしっくりきました。
■ 同一プロンプト比較で見やすかった観点
今後も同じやり方を使いやすいように、比較するときに見やすかった観点をメモとして整理しておきます。
- 構成の順番(導入→本題→まとめの流れが自然か)
- 説明の粒度(詳しすぎないか/飛びすぎていないか)
- 言い回しの温度感(硬め/やわらかめ)
- 話しやすさ(声に出したときに詰まらないか)
- そのまま使うか・素材として使うか(編集前提で見る)
比較の観点を持っておくと、「なんとなく良い」から一歩進んで、どこを取り込むか判断しやすくなりました。
まとめ:複数AIの比較は、原稿づくりを楽しく前に進めやすい
今回やってみて、複数のAIに同じプロンプトを投げて比較する使い方は、原稿づくりと相性が良いと感じました。
同じ入力でも返答に違いがあるため、比較するだけで視点や表現の選択肢が増えます。
また、比較そのものが面白いので、1つの原稿をゼロからひねり出すよりも、作業を進めやすい感覚がありました。
AIを「完成原稿の自動生成」として使うだけでなく、比較・壁打ち・編集素材の供給源として使うと、使いどころが広がると感じています。
今後も、同一プロンプト比較を楽しみながら、用途に応じたAIの使い方を整理していきたいです。





